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農業の隠れた問題3


小田原の日刊神静民報で連載させていただいている「農業の問題」シリーズ第3弾をリリースさせていただきました。

私も昨年の暮れはミカンの収穫収穫アンド選果に勤しんでおりました。

農業体験してみたいかたとかいませんかねー?

以下、本文!

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寒い日が少しずつ減り、暖かい日が増えてきて春を感じさせる今日この頃。

春の農業は野菜の定植やは種、そしてその準備のため農業が忙しくなってくるという人も多いだろう。しかし、春だけでなく冬から1月にかけてが繁忙期という方も小田原には多くいられるのではないだろうか。

小田原で古くから栽培されている温州ミカン。このミカンの収穫期がまさに冬の初めから1月くらいまでだからだ。ミカンは比較的栽培もしやすいことから稲作と並んで兼業農家としてミカンを栽培している方も多いことだろう。

本日ご紹介する農業の問題は

以前にも書いたが、私も兼業農家でミカンを主に栽培している。

冬の間は時間があればミカンの収穫と選果作業に祖父と共に追われていた。

私は収穫のみに限ればとても好きな作業であり、実は毎年楽しみにしている。ひたすらにミカンにハサミを入れカゴに入れていく。無心で打ち込めるし、疲れたらミカンの味見を行ったりしてとても楽しい。

しかし、収穫の作業はただ収穫をするだけではない。収穫したミカンを小屋にしまったり、トラックに積んだり、貯蔵したり様々な作業が付随する。ミカン用のコンテナにミカンを入れるとその重さは約20キロ。これを何度も何度も上げ下げする作業は正直楽ではない。

当たり前だが人は老いる。私も体力に自信があるほうであったが20代の後半に差し掛かり、確かに体力の減少を感じている。その歳でなにを言っているのだと思われるかもしれないが、昔はもっともっと体力があってそれこそ休み無しで動き続けられたものだが、最近はそれができない。20歳代でさえこうなのだ。

諸先輩方はもっと厳しいはずである。私の祖父は80歳代。サラリーマンであればまずありえない高齢だが、農業を営む人ではざらにいる年代。作業は熟練されても、どうしたってコンテナを持つことが辛くなる。人出がいればまだいいが、中には人出がいないお年寄りも多くいるのではないか。

収穫はとにかく人の数がいればいるほどいい。しかし、子供が遠くに住んでいる等の理由で手伝いが期待できない方もいる。我が家は幸い、私が兼業農家として農業を行い、祖父一人に収穫作業をさせないで済んでいる。

私の友人も何人か手伝いに来てくれる。無償奉仕ではもちろんない。

そこに利益が存在している以上、もちろ対価がないといけない。私の敬愛する二宮尊徳氏の言葉に「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道は寝言である」という言葉があるが、資本主義社会である以上完全なる無償奉仕というのはめったなことではあってはならないと私は思っている。

ただそれにも大きな壁がある。日本はとかく副業に厳しいので、なかなかバイトとみなされることをやりたがらない人もいるし、もちろんたまの休みは体を休めたいというのが本音だろう。

人を雇うということは本当に大変だ。

ただやはり農業だけで通年で人を雇用したり食っていくというのは本当に難しい。

もしこれを読んでいる人の中で普段忙しく家の農業を手伝えない方もシーズンに一度くらい、いや、一時間くらいはなんとか時間を作って父や祖父を手伝ってみてはいかがだろうか。普段やらない仕事をすることで新たな気づきも得られるかもしれない。

宣伝で申し訳ないが私の栽培した極早生玉ねぎが森永牛乳小田原販売(小田原市荻窪180)の農産物直売所に3月下旬から出荷されるので、興味のある方は是非買いにきてほしい。ほかにも地域の農産物を販売している。

次回は、農業の技術についてお話ししたい。

農業の問題1

農業の問題

 


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