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I HAVE A DREAM


I HAVE A DREAM

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つながりと6次産業で地域と農産物のブランド力アップへ。

こんにちは。神奈川県西湘地区の小田原市から参りました守屋佑一と申します。

私には夢があります。

これは夢物語ではなく、実現できる夢だと信じています。

本日は、その夢の第一歩となった実績の発表をさせていただきます。

実績発表に入る前にまず、自己紹介をさせていただきます。

私は、1988年に生まれました。

母方の実家は青森で専業のリンゴ農家,

私が生まれた頃は祖父がミカン農家の兼業農家。

そして父は主に牧場経営の流れから受け継いだ牛乳屋を営んでいます。

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高校は農業高校に進学。このときは具体的に農業でなにかをしようという考えはなく、農業の高校ですが、普通科に進学し、野球に明け暮れていました。練習は厳しく、毎週のように合宿があり、練習の一環で身体作りのために米を食べるという練習があり、食について色々考えるようになりました。

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その後、大学に進学し、高校野球のコーチを経験しながら勉強に励みました。

就職が決まってからは日本中に旅行していろんな地域の特産品を見ることによっていま、行っていることの土壌ができたような気がします。このころから農業に具体的に関心をもち、定期的に祖父の農業を手伝うようになりました。また、食生活アドバイザーという資格を取得しました。

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大学卒業後はJAかながわ西湘に入組し、直売に興味を持ち、マーケティング指導や直売向け講習会を開催しました。また、湘南ゴールド味のぷっちょというお菓子の企画をさせていただいたり、東日本大震災で被災した農家の支援に派遣していただくなど、大変貴重な経験をさせていただきました。

休日には大学の時に引き続き、家の農業も手伝い、農家としてJAかながわ西湘の青壮年部久野支部にも入部し、地場野菜の出荷組合やとうがんの出荷など組合員としての活動も積極的に行いました。

今年の3月には農協を退職し、現在、農業と牛乳屋のかたわら地域の農産物キャラクターを利用した観光商品の企画や地元新聞でライターなどさまざまな分野を行う兼業農家です。

農家としては各種みかんと直売用野菜、また、自身の畑とは別に仲間と茶の栽培を行っております。

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これらの経験のなかから繋がりが生まれ、本日発表させていただく実績が実現しました。

本日は、この吉田島レモンサイダーという農産物の6次産業化商品について発表させていただきます。

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この商品は、わたしが企画し、父の経営する株式会社森永牛乳小田原販売より今年の9月に発売しました。

吉田島というのは、わたしの出身高校である、神奈川県立吉田島総合高校。5年前までは吉田島農林高校という名前でした。私は先ほどお話ししたように高校を卒業してからも部活のコーチなどを行っており、その後、農協に入ってからも自主的に農業の知識を得るために高校に足を運び先生から話を聞くなど交流がありました。

始まりは今年の春、奇しくも私の退職間際のことでした。

先生から、吉田島総合高校をPRするような果実のよい使い道はないか。使い道があれば吉田島総合の生徒が栽培したレモン果汁を譲ることが出来るのだが・・・と相談を受けたのです。

私は農協在職時に行った企画や学生時代に全国の特産物を見て回った経験から地域をPRするための6次産業のアイデアを常日頃から考えていました。

そうしたなかで、もう一つの故郷である青森で、八戸水産の生徒がつくった秋刀魚の水煮や九州を旅していた際に農業高校の生徒が企画した商品を見たことが強く頭に残っており、農業高校の生徒が栽培した果実を使用した商品は売りになる。そう思い、吉田島のレモンでサイダーを作ろうと先生に提案しました。

商品化にあたって、森永牛乳小田原販売でレモン果汁を学校から買い取り、サイダー製造を川崎の工場にお願いし、森永牛乳小田原販売としても初の自社商品として売り出すことにしました。

もちろん高校生が作ったレモンを使用したサイダーというだけでは、意味がありません。果樹の授業を選択する生徒にラベルデザインのアンケートを行い、意見を取り入れ、校章も配置しました。

吉田島総合高校にとっても、森永牛乳小田原販売にとっても初の試みということもあり、ノウハウがない中からの出発だったので、手探りの状態での商品開発でした。何度も工場に足を運び、高校生が作ったレモンを活かすため、あえて甘みを控えめにしてレモンの風味を活かしたいと伝え、何度かの試作を経てサイダーの味が決まりました。

ギリギリのスケジュールということもあり、本当に完成することができるのかとても不安でした。

しかし、先生たちの協力もあり、こうして実際に商品化することができました。

完成したその日に、工場に製品をとりにいき、まだビンが熱い出来上がったばかりの商品を手にし、自分の思い描いた商品が実際に形になったことを実感し、言葉では言い表せないくらい感激したことを覚えています。その後、学校で先生にサイダーを渡したとき、今までの頑張りを思い出し、目頭が熱くなりました。

POP用の写真撮影を学校で行ったときには、サイダーを見た生徒たちが口々に「すごい」と、とても喜んでくれたことも印象的でした。

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大人の私にとってもとても嬉しいのです。高校生は、自分が栽培したレモンがこうして味わえることで、もっともっと嬉しかったに違いありません。

完成してからはサイダーを手に営業。これは農産物にも言えることですが、いくらいいものができたとしても、売れないと意味がありません。せっかく作ったのに売れず、大赤字になってしまうのではないか。

そんな不安とは裏腹に、好調な売れ行きで、発売から2ヶ月で12店舗での販売。そして製造量の約80%を販売することができました。

吉田島総合は創立108年の伝統校ということもあり、地域にファンやOBが多く、取り扱い店舗からもOBの方が購入していくことも多く、地域に愛されていると伺いました。

また、地域のフリーペーパーや農業新聞をはじめとする新聞社計6紙に掲載され、インターネット上でも話題となり、一躍新たな足柄土産として、吉田島の地名と高校、そして地域の農産物をPRする商品となりました。

少しはお世話になった母校に恩返しができたと思います。

しかし、このサイダーを商品化したのは、恩返しのためだけではありません。小田原ではすでにご当地サイダーがありましたが、足柄上郡にいまだはなかったことから商業的にも成功し、収益につなげ、これを契機にさまざまな農産物のブランド化へ繋げられるのではないかと考えたからです。学校や地域に貢献するだけではなく、しっかりと収益を生む。それは地域や農産物を発展させていくために大事なことです。

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私には今回のこの吉田島レモンサイダーの実績を広げ、実現したい夢があります。

神奈川県西部のさまざまな農産物を掘り下げ、兼業農家として6次産業から農産物と地域のブランド力をアップさせること。

私の住む小田原とまわりを取り巻く南足柄市、足柄上下郡にはまだまだ眠っているストーリーのある農産物がたくさんあります。たとえばキウイフルーツは足柄上郡の山北町が日本での栽培の走りでありますし、みかんや梅も地域固有の品種と古くからの歴史など特色のある農産物です。

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しかし、神奈川県西部の農産物といえば?という質問をしたときに「キウイ・みかん・梅」というような答えが返ってこないのが現状です。

もっともっと神奈川県西部は農産物で地域をPRできる余地が残っています。

全国では農産物を活用し、農業が豊かで立派な観光地になっている地域をたくさん見てきました。

現在神奈川県西部は同じ農協管内でありながら、小田原と南足柄市、足柄上郡、下郡はばらばらに観光作りをしているように感じます。

しかし、そのルーツはもともと一緒です。実は明治4年には足柄県というひとつの県でいまの農協管内はひとつの行政体でした。

新しいことを行うのももちろん大切です。しかし、このように地域に根付いたものを掘り起こし、このエリアに良い農産物があるというイメージを作り上げ、自身の農産物や盟友たちの果樹などを使用して、私の憧れであるポンジュースのような全国に名をとどろかせるような神奈川県西部の名産品をつくりあげていきたいです。

そして、農産物ブランド力を高め、一大観光地としての地域を打ち出し、農業と地域をもっと活性化させ、農業における知名度や収入を上げることにつなげたいです。

神奈川県西部の小田原と南足柄市、足柄上郡、下郡には農産物だけでなく温泉・お城・海・山・歴史など全国に誇れるものをたくさんもっています。それらを活用し、観光地として他の地域のモデルケースとなること。その成功事例が広がれば日本全体の農業と地域が豊かになる可能性を秘めています

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そのためには、もっと地域の人たちへの農産物のPRの必要性も感じています。

そのために、地域の交流施設であるおやすみ処を活用して同じ支部の青壮年部の盟友たちと直売イベントを企画し、実行しました。

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イベントは好評で、収益にもつなげることができました。その後もさまざまなメンバーで数回開催し、地域で採れている農産物をPRすることができました。直売をするとお客様からこんな素晴らしい農産物がこの地域にあったのかという声をきき、やはり6次産業による通年での農産物のPRの必要性も実感してきました。

牛乳屋の店先にも直売所をつくり自身の農産物や地域の6次産業商品を集め店頭にて見せる販売もスタート。

また、ライターとして青壮年部の支部の盟友たちの農産物をPRする記事を地元紙に書くなどメディアの力も使ったPRも行いました。

農産物は「食べる」ということ以外に地域のブランド化につなげるためのさまざまな可能性を感じ、たくさんの農産物のキャラクターをつくりだし観光商品にする取り組みや、梅まつりというイベントにも積極的に協力してインターネットを使用したPRにも協力。

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高校でできた繋がり。農協に入り、青壮年部に入部し、さまざまな活動を通してできた繋がり。これらの絆が私を支え、いろいろなことを形づくっていくことができました。

私一人では知識もやれることも少なく、ただの脆弱な兼業農家ですが、今後ともみなさまからいただいたご縁と絆を活かし、感謝の気持ちを忘れずに、地域や仲間とのつながりをもとに担い手の一人としてしっかりと収入を得て、地域農業を盛り上げていきます。

そのために現在のようにさまざまな仕事を農業と絡め、兼業農家としての特色を生かしながら活動を行っていきます。

農協での経験も活かしてさらに一歩ずつしっかりと力をつけてもっと良い繋がりをつくり、わたしを育ててくれた地域と諸先輩方や農協にも恩返ししていきます。

今、今回発表した吉田島レモンサイダーのように盟友たちの作っている農産物も含め地域にある果樹を誇れるストーリーのある6次産業商品の企画を行っています。

この吉田島レモンサイダーはそのための第一歩です。

「私には夢があります。」

ご静聴ありがとうございました。

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