梅丸復活秘話2

市役所の北側に梅丸が描かれた壁があることをご存知だろうか。その絵は薄れ、剥げかけ、決して見栄えの良いものではない。それでも、なにか惹きつけるエネルギーのようなものを感じることができる。

絵の上部には、無理やり消した「ときめき小田原夢まつり」の字の跡がある。これもまた、中途半端に消したように見える。

他に、市内荻窪の歩道には梅丸が描かれている場所があったり、曽我には梅丸をモチーフにした蛇口があったり、市内各所にかつての梅丸の痕跡が見て取れる。

梅丸とは一体なんだったのか。なぜ、一度歴史が途絶え、そしてまた復活したのか。梅丸についての記録を後世に伝える梅丸秘話第2弾。

かくして、梅丸の名前が公募で決まり、小田原は梅丸をときめき小田原夢まつりのキャラクターとして使用し始めた。その使用っぷりは現在流行っているくまもんにも負けず劣らない勢いで、当時のときめき小田原夢まつりのポスターやパンフレットはもちろん、現在でいうキャラクターグッズも多数作られていた。27歳の私にもその頃のことは薄っすら記憶に残っている。確か、梅丸の人形で遊んだことがあった。駅前のお土産屋店主に話を伺ったときに当時の梅丸グッズのことについていろいろ教えていただいた。Tシャツ、灰皿、キーホルダー、JRのオレンジカード等々・・・しかし、いま、街中のお土産屋に梅丸グッズはほとんど存在しない。冒頭に書いたように遺跡のような梅丸の痕跡を随所に見ることが出来るくらいだ。一体梅丸はどこに消え、そしてまた市民の前に姿を現したのだろうか。

続く

梅丸復活秘話1

梅まつりで賑わった2月の曽我地区。

土日には梅丸の着ぐるみが現れた。どこの市町村にもキャラクターがいることが当たり前になった昨今でもやはり着ぐるみが現れれば嬉しいものなのだろう。子供たちだけに限らず梅丸には記念撮影を求める来場者たちが後を絶たなかった。私は、その光景を見て様々な思いが巡った。今はこうして当たり前にイベントのたびに姿を現し、場を盛り上げている梅丸であるが、運命のあや次第では着ぐるみがこうして存在することもなく、歴史の間に埋もれたままスポットを浴びることなく市民に忘れられていくにすぎなかった存在。くまもんやふなっしーが登場するよりはるか昔、1990年に誕生し、一度は埋もれてしまった梅丸は一体どのようにまた表舞台に立つことが出来たのか。

世にも珍しい「復活したご当地キャラクター」である梅丸の記録を今日より平日のみ短期連載で紹介していく。

梅丸は1990年2月に市制50周年で開催されたときめき小田原夢まつりのキャラクターの公募にて選ばれた。応募総数は296点。選考基準は「小田原らしさ」と「90年代による新しさ」であった。応募については、市内に留まらず、県外やはたまたアメリカ、中国からもあったという。(一体、インターネットもない時代にどのように世界中に周知できたのだろうか?)その結果、兵庫の羽山二郎氏のデザインが選ばれた。それが現在の梅丸だ。余談だが、羽山氏は2009年には岐阜県の笠松町のマスコットキャラの公募にも選ばれている他、様々な町のキャラクターを手がけている記録があるので、恐らくプロのデザイナーではないだろうか。その後、1990年4月には別に名前の公募があり、「梅丸」に決定した。ちなみに私は2年前に上曽我の梅林にて、梅丸の名付け親だと名乗る男性に声をかけられたことがある。

その男性の話によると梅丸という名前は一人が応募したのではなく、複数の応募があったとのことでなるべくして梅丸という名前に成ったのだろう。こうして「梅丸」が誕生した。

続く

国道一号線に小田原絵巻自販機三号機登場!

国道一号線に駅伝を感じるなにかが常時あればいい。

これは、僕が3年前に仲間と広島旅行をした際に小田原でもこうあればいいと思ったこと。

この時の旅はいつものことだが、弾丸で、夜行バスで香川県高松市につき、うどんを食べて小豆島へ船で行き愛媛の道後温泉に行ってしまなみ街道を通り広島の山奥で宿泊し、宮島に行って、そしてクライマックスにマツダスタジアムで広島カープ対読売ジャイアンツを観戦して、カープファン御用達のお店で酒を飲んだ。

この、マツダスタジアム周辺で最初に書いた「国道一号線に駅伝を模したなにかが常時あればいい。」と思ったんだ。

なんでこう思ったかというと、広島駅からマツダスタジアムへいく道中でカープの歴史や名場面のパネルがあり、球場まではけっこうな距離なんだけど飽きないし、観光地に来た感があってテンションがぶち上がりだった。

そして小田原の話に戻るが、僕は毎年正月に箱根駅伝を国道1号線で生観戦している。

この時には国道1号線はすごい人の数で溢れ、タスキを渡す中継所近くでは何時間か前に行かないといい場所はとれないくらいだ。

スポーツの持つ集客力はすごい。

駅伝だけでなく、先に触れた野球もそうだ。年間143試合も行って、チケットも安くはなくて、それでも毎日毎日何万人もの人が熱狂して。

だからこそ、広島カープのように野球の試合が行われていなくとも、道端でそれを感じさせて観光客をおもてなしするなにかがあれば素晴らしい。

僕の大好きな横浜ベイスターズもDeNAが親会社になってからはすごい。野球のチケットがなくとも球場脇の公園でビアガーデンを開催してたりする。

北海道日本ハムファイターズも地域に根ざす球団を目指して東京時代と違うカラーの球団になった。クラーク像がある公園には北海道移転時の開幕メンバーの手形が飾られてあった。

小田原にはプロ野球球団はない。

でも、日本中のほとんどの人が観戦する箱根駅伝がある。毎年の見せ場となる山登り5区の中継所がある。

例えば国道1号線に箱根駅伝の歴史を紹介するパネルや(それこそ箱根駅伝今昔物語のような)いままで4区と5区を走った選手たちの足型のレリーフや正月だけ駅構内でも販売している箱根駅伝グッズを常時販売する場所などがあれば、箱根駅伝のない時期でもそれ目的で、道路目当てで、観光客が小田原にやってくるのではないか。

そう考えた。

でも、今の自分にはこれを最終目的として、頑張って活動するほどの時間がない。

だけど、なにかできるはずだ。そう考えていた。

そんな折、昨年から箱根駅伝の民間応援団体「箱根駅伝を応援するこやわた会」の活動を少し手伝うことになった。

そして、僕が行っている「小田原絵巻プロジエクト」の一環である小田原になにがあるか観光客へアピールする楽しい小田原キャラが彩る小田原絵巻自販機。

これを設置この箱根駅伝を応援するこやわた会の会場でもあるお世話になっている整体「ブルーウェーブ」さんに設置することになった。

小田原絵巻自販機は通常、キャラが描かれているだけだけど、ここに置いてある絵巻自販機はこんなデザインになった。

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絵巻のキャラデザインを担当しているイラストレーター漆川世文の力作だ。

勘の良くない人でも一目みてなにをモチーフにしているかわかるだろう。

そう、絵巻キャラが駅伝を応援している意匠になっている。

たかが自販機一つだが、これが国道1号線にあって、見た観光客の方が「ああ、小田原といえばやっぱり箱根駅伝なんだ」と思い少しでもテンションが上がってくれればとても嬉しい。なので、国道1号線にこの自販機が増えていけば、またいろんな流れが出来て、国道1号線に駅伝をアピールするなにかが生まれるかもしれない。

そうなればとてもいい。すごくいい。

余談だけれど丹沢湖でもこれが置ければ面白い。丹沢湖といえば、神奈川県の高校駅伝の決戦の舞台。

高校野球や箱根駅伝など学生スポーツ熱が熱い神奈川。どうにかこちらの駅伝にももっとスポットが当たれば神奈川の陸上力も上がるんではないかなぁと。

鍋割山登山のすゝめ

4月も中盤に入り、だいぶ暖かくなってきた。

小田原からもなんとか日帰りでいくことが出来、登山好きのメッカと言われる南アルプスや八ヶ岳などはまだまだ雪が残り、山開きも先のことだが、関東にあるもう一つの登山好きのメッカである丹沢はすでに雪も残っておらず、すでに多くの登山客で賑わっている。今回は丹沢の中でも、最近テレビに特集され話題の鍋割山についてご紹介する。

丹沢の山というと、今回紹介する鍋割山の他にも塔ノ岳や蛭ヶ岳など有名な山が数多い。その分もちろんルートも数多いが、鍋割山の場合は大倉から登るのが一般的だろう。秦野市大倉の登山ルートは、県立戸川公園のすぐ先で土日ともなると、たくさんの登山客が歩いているのでわかりやすい。

駐車場だが、戸川公園の有料駐車場に止めるのが一般的であるが、戸川公園の駐車場は朝の8時からしか空いていないので早朝から登る人は注意が必要。近隣にはタイムズもあるが、ここも台数がすぐ埋まる。あとは地元住民が自身の敷地内で運営する駐車場が数多くあり、早朝からも停めることができるので活用するといいだろう。また、駅からのバスも6時台から出ているのでこちらもオススメだ。

車を停めるとさっそく登山開始だが、鍋割山は今まで紹介してきた金時山や明神と違って、少し距離が長い。大倉からだと片道約7kmと少し初心者にはきついかもしれない。体調をしっかり整えてから挑むが吉だろう。

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丹沢には実にたくさんの山があるので登っていくうちにいくつか分岐もあったりするが、そこは登山のメッカらしくしっかりとわかりやすい看板が立てられているので安心。鍋割山に向かってつきすすもう。

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森のように木が多いコースを抜けるとだんだんと視界が開け、富士山や関東平野がみえてくる。長い道のりだが道中にはしっかりと休憩できるようなポイントもあるので、焦らず休憩をとって行こう。

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(途中の景色も最高。この日曇りだったけど。)

コースは複数あるが長いが難所というわけではない。しっかりと登ればあっという間に頂上だ。

実はこの山頂、秦野市だけではなく、山北町と松田町もかかっている。

ただ、神奈川の秦野ではなく、山北・松田町の山として書くとますます地元感が増すんではないだろうか。

ここまでの所要時間は標準で4時間ほど。

ということは、朝の8時から登ったとして、ちょうどお昼。

さて、鍋割山に登る意味としてはここからが大本番。

テレビでも紹介された有名な鍋焼きうどんを出す山小屋がある。

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山頂での食べ物は少し割高というが、この鍋焼きうどんはカボチャの天ぷらややネギなど具沢山で1000円を出してもお得感があるくらい。

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物足りない人にはおにぎりも販売しているのでこちらも合わせて楽しもう。

土日とあれば、かなりの行列ができているが、それでもこの鍋焼きうどんは食べる価値がある。山を登った達成感と疲労感が最高のトッピングとなり最高だ。

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(まじでうまかった。また近いうちに食べにいきたいくらい・・・)

鍋焼きうどんを食べたらあとは下山するだけ。少し急なのでこちらも慌てず下ろう。登山の事故に多いのは実は下山中。ここで怪我をしては元も子もない。

さて、先に書いたように鍋割山、住所として松田町と山北町ということで松田町寄からの登山ルートもあるという。小田原・足柄登山マニアとしては筆者も一度ここから登ってみたいと思う。皆さんも是非いかがだろうか。

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ルートガイドとかとか

 

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守屋佑一

ケープ真鶴でブライダル事業がスタート!

ここ2年くらい親しい仲間の結婚式ラッシュが続いており、余興や受付に定評のある守屋です。

先日は親交のあるテレビディレクター・映画監督みつよし氏の結婚式で司会を務めてまいりました。みつよし氏は真鶴在住で「ジャックの愛した海」という作品で東京国際映画祭に出展したこともある個性派映画監督。この結婚式が、今まで出た式と違ってなかなか面白い場所で行われたので本人の許可をもらって記事にしてみました。

西湘地区で結婚式、というと小田原の二宮神社や箱根のホテル、はたまたヒルトンなどを頭に思い浮かべる人が多いと思います。

しかし、この春新たな結婚式場がこの西湘地区に誕生しました。その場所は真鶴の三ツ石にあるケープ真鶴。シーズンには多くの観光客で賑わう場所として有名です。

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この施設は昨年よりスポーツプラザ報徳が管理を行っており、今年3月から同社の初のブライダル事業として活用することが決定。従来の宗教による儀式やしきたりに捉われないニュースタイル「人前結婚式」が売り。

もとより景色が売りで、海と三ツ石を一望できる場所でのブライダルは専門の結婚式場にもひけをとらず、真鶴の新名所として根付きそうだ。宴席はこれまた海が一望できるレストランを貸し切ってできる。プランも様々で、例えば場所だけを借りて食事とお酒は持ち込みなんていうこともできます。てか、ぶっちゃけけっこう自由自在みたいで・・・

この日も、真鶴のお刺身に真鶴の新名物イカ爆弾に真鶴のお酒にとまさに真鶴で意義ある料理メニュー。真鶴は旅館や料理屋が多いんでこういう料理には困らなそうです。

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工夫次第で自由に楽しい結婚式が開けるというわけだ。昨今、結婚式を挙げない夫婦も増えている。その理由の第一に挙げられるのはお金の問題だったり。

けれど、このように工夫できる場所であればそんなカップルにも安心ではないでしょうか。まぁそもそも僕はそんな予定一切ないんでどっちにしろ安心ですが。

式自体も、マラソン好きのみつよし氏が新婦と共に走ってゴールする演出からスタート。友人が司会を務めたり、ギターの演奏や真鶴の伝統的な踊りや三味線が披露されたり、真鶴らしい宴席でした。

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ケープ真鶴を運営しているスポーツプラザ報徳の安藤副社長は「民営の新しい視点でケープ真鶴を盛り上げていきたい。繁栄に向け色々なイベントを考えたい」と語っていました。(湯河原新聞より)ここからいろんな趣向を凝らした楽しくて新しい結婚式が生まれる予感ですね。

今後、結婚式を考えている皆様、是非ケープ真鶴での自由で楽しい結婚式も選択肢に入れてみたらいいんじゃないでしょうか。

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足柄梨秘話 加工品編 足柄梨サイダー新発売!

 久野編歴史編と過去二回にわたり足柄梨についてご紹介してきました。

今回はいよいよ足柄梨サイダーが新発売ということで、足柄梨を使用したお菓子などの加工品をご紹介しようと思っております。

まずは、私がプロデュースし、ながーく引っ張ってしまいましたがついにこの4月に発売となった足柄梨サイダー。

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市販のサイダーと違い、ただ甘いだけではなく、昔ながらのなつかしい梨の風味感じる少しビターな大人のサイダーに仕上がっております。

ラベルはポップな遊び心あふれるデザインに。足柄の文字もよく目立っています。

KIMG1624足柄峠で足柄梨サイダーで一服。

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今回使用した梨は吉田島レモンサイダーと同じく、神奈川県立吉田島総合高校の生徒が栽培したもの。校章と一緒に足柄らしくかわいらしい金太郎と熊の絵も。

明日、4月6日よりマックスバリュー開成店などで発売予定!

足柄梨が使用されている加工品はもちろんサイダーだけではありません。

レモンや湘南ゴールドなどを使用した調味料など、ユニークな商品を開発・販売している「日本のうまい」さんよりあしがら梨でつくる生姜焼きのタレが発売中。

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梨の甘さが豚肉とあいまって、絶妙。

生姜焼き以外にも様々な料理に使用できます。

朝ドレをはじめとする農産物直売所や一夜城マルシェ、箱根湯本駅などで購入できます。

サイダー、調味料ときてお次は足柄梨を使用したお菓子・・・なんですが、実はほとんどなく紹介することができません。

ジャムなどを作って販売している方はいるみたいですが、大々的に足柄梨を使用したものはなく、インターネット上ではあまり出てきませんでした・・・

100年以上の伝統があり、地名までついている足柄梨ですが、このままではもったいないですよね。しかし、逆にいえばまだまだ可能性が多く残されているということ。足柄梨を使用した商品を考えるには今がチャンスということです!こちらもご協力できることがあると思いますので、なにか考えている方は是非連絡してください!

今回、足柄梨の名前を広めるためにサイダーを企画しましたが、神奈川県西部にはまだまだストーリーがあり、おいしい農産物がたくさん。

サイダーやそれ以外でもこの素晴らしいものたちをなにか形にして広めていきますので今後とも宜しくお願いしますー!

それと、実はもう少しで発表できるのですが来月には神奈川生まれのあの果樹を使用したあっと驚く製品が登場しますので、そちらもお楽しみに!

UMEMARU Inc.代表

守屋佑一